【ディープ級】2歳で後半5F57秒台…未勝利戦で異次元ラップを刻んだグリーンエナジーの正体

今後に注目すべき馬

もはや知らない人はいない、日本競馬史上の象徴・ディープインパクト

ディープインパクト(Deep Impact) | 競馬データベース | JRA-VAN World – 海外競馬情報サイト

もはや知らない人はいない存在、ディープインパクト。
日本競馬を代表する名馬であり、現役時代にはGI7勝、そして無敗で三冠制覇という前人未到の偉業を成し遂げた。

引退から約20年が経った今でも、
「歴代最強馬は?」
という議論が出るたび、必ずと言っていいほどその名が挙がる存在だ。

圧倒的な末脚、異次元の瞬発力、そして見る者の記憶に深く刻まれる加速力。
ディープインパクトは“強かった”という一言では語れない、競馬そのものの価値を引き上げた存在だった。

そして特筆すべきなのは、その才能が2歳時からすでに完成形に近かったという点である。


2歳時から異常だったディープインパクトのラップ

実はディープインパクトは、2歳新馬戦の時点ですでに“常識外”の数字を叩き出している。

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2000mという距離で行われた2歳新馬戦。
このレースでディープインパクトは、後半5ハロン57秒台という驚異的なラップを記録した。

2歳馬が2000mを走り、なおかつ後半5ハロンを57秒台でまとめる。
これは日本競馬の歴史を見渡しても、極めて稀なケースだ。

実際、日本競馬史上、
2歳時に2000mで後半5ハロン57秒台を記録した馬は、わずか3頭しか存在しない。

・ディープインパクト
・ワグネリアン
・サラコスティ

名馬、あるいは名馬候補しか並ばないこのリスト。
つまりこの数字は、才能の証明そのものと言っていい。


ディープ級の数字を叩き出した、ある2歳馬

今回紹介したいのは、
その“ディープ級”の数字と同レベルのラップを残した、ある2歳馬である。

美浦・上原厩舎所属
グリーンエナジー

通算成績は2戦1勝
まだ1勝クラスの身であり、現時点では派手な戦績とは言えない。

しかし――
その評価を一変させる衝撃的なレースが、前走の未勝利戦だった。


前走・2000m未勝利戦の内容が異常すぎた

前走は2000mの未勝利戦。
スタートを決めると、無理に行くことなく自然体で2番手へ。

一度は先頭に立ちかける場面もあったが、
そこで抑えてじっと我慢
終始2番手で折り合いをつけ、リズムを崩すことなくレースを進めていく。

3コーナーでは後方勢が進出を開始し、
一時は先頭に並びかけられる厳しい展開。

しかし――
直線へ向くと、ここからが異次元だった。

鞍上はほぼ持ったまま。
ムチも使わず、追い出しも最小限。
それにもかかわらず、一瞬で先頭に立つと、そこから後続を突き放す。

結果は、3馬身差の圧勝
しかも“余裕残し”での勝利だった。

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後半4ハロン45秒3という衝撃

このレースで最も注目すべきは、そのラップである。

後半4ハロン
45秒3

これは過去10年の2歳2000m戦の中でも、
最速レベルの数字と言っていい。

さらに驚くべきは、
後半5ハロンでも57秒9を記録している点だ。

これは先述した通り、
日本競馬史においても極めて限られた馬しか到達できない領域。

2歳馬が2000mを走り、
後半5ハロン57秒台。
この時点で、ただ者ではないことは明白だ。


最後の2ハロン「10.5 – 11.1」の異次元加速

さらに細かくラップを見ていくと、
最後の2ハロンは、

10.5 – 11.1

という極めて優秀な加速ラップ。

しかもこれを、
“追われて”ではなく、持ったままで記録している

この事実が示すのは、
・高い巡航能力
・一瞬でトップスピードに入る加速力
・そして、まだ余力を残しているという底知れなさ

単なる高速馬場だけでは説明できない、
能力そのものの高さがここにある。

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高速馬場だけでは片付けられない理由

もちろん、前走が高速馬場だった可能性は否定できない。
数字だけを見れば「馬場の恩恵では?」という声が出るのも自然だろう。

しかし、それでも言い切れることがある。

高速馬場であっても、
この数字を出せる2歳馬はほとんど存在しない。

条件が揃ったとしても、
走れる馬と、走れない馬がはっきり分かれるのが競馬だ。

その中で、
・持ったままで
・余裕を残し
・歴史的水準のラップを刻んだ

グリーンエナジーの走りは、
“馬場だけ”で説明できるものではない。


来年のダービー候補に名を連ねる存在

この“ディープ級”とも言える加速ラップ。
現時点で結論を出すのは早いかもしれない。

しかし、
来年のダービー候補
そう呼ぶにふさわしい素材であることは間違いない。

まだキャリアは浅く、
完成度もこれから。
だからこそ、伸びしろは計り知れない。


次走は京成杯、試金石の一戦へ

そんなグリーンエナジーは、
来年1月の京成杯に出走予定とされている。

グリーンエナジー – POG競走馬詳細 – 馬トクPOG – UMATOKU | 馬トク

ここはクラシックを見据える素質馬が集う一戦。
相手関係も一気に強化される。

それでも――
もしここで再び、
“ディープ級”の走りを見せるようなら。

この馬の評価は、一段階どころか
一気に最上位クラスへ跳ね上がることになるだろう。

来年のクラシック戦線を占う上で、
絶対に見逃せない一頭。

ぜひ、その走りに注目してほしい。

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