【衝撃の爆発的スピード】フリッカージャブが叩き出した“神クラス”のレコードタイム――スプリント界に現れた新たな怪物候補

今後に注目すべき馬

2026年春――
京都競馬場に、一つの“衝撃”が走った。

土曜京都11R、鞍馬ステークス。
そこで記録されたのは、単なるオープン特別の勝利ではない。

“歴史を書き換える”レベルの超高速決着。

その主役となったのが、栗東・西園厩舎のフリッカージャブである。

フリッカージャブ (Flicker Jab) | 競走馬データ – netkeiba


12年ぶりに塗り替えられた京都1200mの壁

この日の京都芝1200mは、完全に“内枠有利”の馬場状態だった。

しかもフリッカージャブは大外寄りの12番枠。
普通に考えれば、決して楽な条件ではない。

近年の京都1200mは、とにかく位置取りが重要。
スタート直後から内へ潜り込み、ロスなく立ち回れる馬が圧倒的に有利な舞台だ。

特に高速馬場になればなるほど、外を回されるロスは致命傷になる。

そのため、今回のフリッカージャブには
「能力は認めるが、この枠は厳しい」
という声も少なくなかった。

しかし――。

そんな予想を、彼は完全に破壊した。


レース開始直後から漂っていた“異様な雰囲気”

ゲートが開く。

するとフリッカージャブは、まるで重賞級スプリンターのような反応を見せる。

抜群のスタート。

一瞬で加速し、先行集団へ取り付く。

しかも無理に押していない。
鞍上の手はほとんど動いておらず、自然体のまま2番手へ。

この時点で、すでに普通のオープン馬とは違う雰囲気が漂っていた。

前半600mは33秒1。

京都1200mとしてはかなり速い流れだ。

しかしフリッカージャブは、全く苦しそうに見えない。

むしろ手応えは抜群。
鞍上が抑える余裕すら感じられる。

そして直線。

ここからさらにギアが上がった。


“止まらない脚”――圧巻の持続力

普通、前半33秒1の流れを先行した馬は、最後に脚が鈍る。

特に京都の高速1200mでは、先行馬が苦しくなるケースも多い。

しかしフリッカージャブは違った。

直線に入っても脚色は全く衰えない。

むしろ加速している。

後続が追ってくる。
だが差は詰まらない。

それどころか、最後まで脚を伸ばし続けた。

結果は2着に1馬身差の完勝。

そしてタイム表示を見た瞬間、競馬ファンは騒然となった。


勝ち時計1分06秒4――衝撃のコースレコード

勝ち時計は1分06秒4。

これは、2014年にヘニーハウンドが記録した京都芝1200mのコースレコードを0.3秒更新するタイム。

0.1秒更新でも大ニュースになる短距離戦で、0.3秒更新。

しかも12年もの間破られなかったレコードを、一気に塗り替えたのである。

1200m戦における0.3秒差は、想像以上に大きい。

特に近年の競馬は高速化が進み、時計の限界も近づいていると言われる時代。

その中で、この数字は異常と言っていい。

まさに“爆発的スピード”。

競馬場全体が、その走りに酔いしれた。


本当に恐ろしいのは“ラップ”

しかし、今回さらに注目すべきなのはタイムだけではない。

本当に恐ろしいのは、そのラップ内容だ。

フリッカージャブが記録したラスト4ハロンは43秒9。

これが、とんでもない。

過去10年間の京都芝1200mで、この水準のラップを記録した馬はわずか3頭しかいない。

・モズメイメイ |重賞3勝
・レッドアンシェル |重賞2勝
・ジャスティンスカイ |オープンクラス

つまり、このラップを出せる馬は、基本的に“重賞級”なのである。

しかもフリッカージャブは、今回が初のオープンクラス勝利。

まだ重賞未勝利の段階で、このラップを叩き出した。

これは相当な価値がある。

単なる展開利や馬場恩恵では説明できない。

純粋なスピード能力そのものが高い証拠だ。


スプリント転向で完全覚醒

元々フリッカージャブは、ここまで大きな注目を集める存在ではなかった。

しかしスプリント路線へ転向してから、一気に才能が開花する。

転向後は6戦4勝。

その内容も非常に濃い。

特に注目すべきは“負け方”だ。

前走のオーシャンステークスでは6着敗退。

一見すると完敗に見える。

しかし内容を見ると、全く違う。

大外枠という厳しい条件。
しかも重賞初挑戦。

それでも勝ち馬との差はわずか0.3秒。

着順以上に強い競馬を見せていた。

つまり、能力そのものはすでに重賞級だったのである。

そして今回、その実力が完全に証明された。


“フリッカージャブ”という名前そのままの走り

この馬の魅力は、とにかくスタート性能にある。

ゲートを出た瞬間の反応速度が非常に速い。

さらに、そこからトップスピードへ乗るまでが異様に早い。

まさに名前通り。

“フリッカージャブ”。

ボクシングでいう高速ジャブのように、一瞬で相手を置き去りにする。

そして恐ろしいのは、速いだけではなく“止まらない”こと。

普通のスプリンターは、一瞬の加速力に特化している。

しかしフリッカージャブは違う。

高いスピードを長く維持できる。

この“持続型スプリント能力”こそが、最大の武器だろう。


母父サクラバクシンオーの血

さらに競馬ファンを熱くさせるのが、その血統背景である。

母の父は、あのサクラバクシンオー。

説明不要の伝説的スプリンターだ。

抜群のスタート性能。
圧倒的なスピード。
そして後続を寄せ付けない持続力。

まさに短距離王の象徴だった。

フリッカージャブには、その特徴が色濃く受け継がれている。

特に今回の走りは、どこかバクシンオーを思わせるものがあった。

序盤から一気に加速し、そのまま押し切る。

“スピードで制圧する競馬”。

現代競馬では非常に珍しいタイプである。


今年のスプリント戦線を変える可能性

今回のパフォーマンスで、フリッカージャブは一気にスプリント界の注目株となった。

おそらく次走以降は重賞路線へ向かうことになるだろう。

そして最大目標は、やはり秋のスプリンターズステークス。

G1級スプリンターたちが集う日本短距離界最高峰の舞台だ。

もちろん、ここから相手関係は一気に強化される。

しかし今回のラップ内容を見る限り、十分に通用する可能性がある。

むしろ、まだ底を見せていない。

今回の走りは“完成形”ではなく、“覚醒の入口”かもしれない。

もしさらに成長するなら――。

今年のスプリント戦線を塗り替える存在になる可能性すらある。


目が離せない、新たな怪物候補

競馬界では毎年、多くのスピード自慢が現れる。

しかし本当に記憶に残る馬は少ない。

その中でフリッカージャブは、“時計”だけでなく、“内容”で観る者を震わせた。

ただ速いだけではない。

ラップ。
持続力。
スタート性能。
そしてレコード更新。

全てが高水準だった。

今回の鞍馬ステークス。

それは単なるオープン特別ではない。

“怪物候補誕生の瞬間”だったのかもしれない。

今年の夏。
そして秋のスプリントG1戦線。

フリッカージャブという存在から、もう目を離すことはできない。

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