【耐久魔神】菊花賞を勝つのはこの馬かもしれない【日本海S】

競馬予想

夏の新潟。
8月最後の土曜日に行われるのは、伝統ある日本海ステークスです。

このレースはかつてから「秋のクラシックに直結する重要な一戦」として知られてきました。
なぜなら、ここをステップにして菊花賞を制した馬、あるいは菊花賞で大活躍を見せた馬が次々と誕生しているからです。


■ 歴史が証明する「伝統のステージ」

昨年、この舞台を勝ち上がったのはヘデントール。
その後、クラシック最終戦・菊花賞で2着に好走し、一躍クラシック戦線を沸かせました。

さらに一昨年には、このレースをステップにしたドゥレッツァが本番の菊花賞を勝利。
堂々とクラシックの頂点に立ちました。

つまり――日本海ステークスとは、ただのオープン特別ではありません。
「菊花賞への登竜門」とも言うべき伝統のステージなのです。

2年連続で菊花賞の1・2着馬を輩出している事実は、決して偶然ではないでしょう。
ここを勝った3歳馬が秋のクラシックで輝くケースは、枚挙に暇がありません。


■ 注目を集める存在 ―― ゲルチュタール

そして今年。
その舞台で、ただ一頭――圧倒的な注目を集める存在がいます。

その名は ゲルチュタール
栗東・杉山厩舎に所属する3歳牡馬です。

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これまで6戦3勝。
残念ながら春のクラシックの切符は掴めませんでした。
しかし、内容を振り返ればその実力は折り紙付き。

何よりも際立つのは、豊富なスタミナとパワー。
まさに「耐久魔神」と呼ぶにふさわしい、しぶとさと強靭さを兼ね備えたタイプです。


■ ゆきやなぎ賞で見せた驚異の時計

ゲルチュタールの真価を証明したのは、3走前のゆきやなぎ賞でした。

勝ち時計は 2分24秒6
これは前年に同じレースを制したショウナンラプンタの時計を、なんと3秒以上も上回る驚異的なタイムでした。

阪神芝2400mの3歳戦という条件において、このタイムは過去10年で歴代2位タイ。
しかも、この条件でこれ以上の時計を出した馬はわずか二頭しか存在しません。

その名は――
・重賞2勝を挙げた サトノグランツ
・ダービー馬にして後の名種牡馬、レイデオロ

ゲルチュタールは、彼ら名馬と肩を並べる時計を記録したのです。
この事実だけでも、この馬がただのオープン馬ではないことがわかるでしょう。


■ 青葉賞 ―― 負けてなお強し

続く青葉賞では、展開が大きく不利に働きました。
このレースは差し・追い込みが台頭する中、先行馬にとっては非常に厳しい流れ。

しかしゲルチュタールは、先行勢の中で唯一掲示板に残りました。
5着という着順以上に価値のある内容で、まさに「負けてなお強し」を体現した走りだったのです。

この一戦で示したのは、苦しい展開でも崩れない強靭さ。
長距離戦でこそ真価を発揮するスタイルが、改めて浮き彫りになりました。


■ 三田特別 ―― 止まらない脚

そして前走、三田特別。
舞台は阪神芝2400m、しかも重馬場。
力の要るコンディションで真価を試される一戦でした。

結果は――5馬身差の圧勝。
しかも勝ち時計は 2分26秒0

これは過去10年、阪神2400mの重馬場条件で最速のタイム。
他馬を寄せ付けないパフォーマンスに、ファンの間では「止まらない脚」と評されました。

まさに耐久魔神の名にふさわしい、圧倒的な内容でした。

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■ 歴代の名馬と比肩する存在

これまでの勝ち時計を見ても、ゲルチュタールは過去の名馬たちに決して劣らない記録を残しています。

サトノグランツ、レイデオロといった名馬に匹敵するタイム。
重馬場最速という異次元のパフォーマンス。

スタミナ、パワー、そして勝負根性。
2400mを超える距離でこそ、その真価を発揮するタフな走り。

ゲルチュタールは、まさに 長距離でこそ輝く馬 と言えるでしょう。

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■ 叩き台の先に見据えるもの ―― 菊花賞

そして迎える日本海ステークス。
これはあくまでも叩き台。
しかし、その先にあるのは――クラシック最後の一冠、菊花賞です。

過去にこの舞台を勝った馬たちが、次々と菊花賞で結果を残してきた事実。
ゲルチュタールにとっても、この一戦は大きな意味を持ちます。

「耐久魔神」と呼ばれるこの馬が、歴史ある菊花賞を勝つ未来を、誰が否定できるでしょうか。


■ 結びに

日本海ステークス。
ゲルチュタール。

その蹄音は――未来を拓く轟音となるのか。

――剛健持久。長距離の覇者へ。

菊花賞への道を歩む一頭に、私たちは今、目撃者となろうとしています。


💬 あなたはどう思いますか?

果たして「耐久魔神」は、クラシック最後の一冠を制することができるのか?
それとも、菊花賞には別のヒーローが待ち受けているのか?

ぜひコメントで、あなたの予想や意見を聞かせてください!

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