【水仙賞2026】歴史が変わる日になるか?ダービー&オークス候補3頭を徹底分析

今後に注目すべき馬

今週土曜日、中山競馬場で行われる水仙賞。

毎年このレースはどこか地味な印象を持たれがちだ。
クラシックへ直結するトライアルでもなく、
重賞でもない。

過去10年を振り返っても、
このレースの勝ち馬から後に重賞を制したのは
一昨年のクリスマスパレードのみ。

しかし──

水面下では“後の主役候補”が静かに火を灯してきたレースでもある。
青葉賞好走馬の輩出実績。
クラシックに間に合う絶妙なタイミング。

そして何より今年は、
「例年とは明らかに違うメンバー」が集結した。

今回はその中でも、
未来を変える可能性を秘めた3頭を徹底検証する。


① ブレットパス ― 32秒5の衝撃

まず最初に挙げなければならないのがブレットパスだ。

前走・セントポーリア賞。
スタートで痛恨の出遅れ。
さらに当日は完全な内前有利の高速馬場。

展開も先行勢に味方する流れ。

普通なら、そこで終わる。

しかしこの馬は違った。

直線、大外から繰り出した末脚は
上がり3F 32秒5。

文句なしのメンバー最速。
あの展開で2着まで迫った内容は、
着順以上に価値がある。

しかも距離は1800m。
今回の距離延長は間違いなくプラス材料だ。

さらに注目すべきは前々走の未勝利戦。

この時の勝ち時計とラップは、

・イクイノックス
・チェルヴィニア
・ダノンエアズロック

と同水準。

瞬発力型でありながら、
一定水準以上の持続ラップにも対応できる。

東京向きと思われがちだが、
中山の急坂もこなせるだけのパワーは既に証明済み。

この馬の本質は“ダービー適性”。

まだ粗削り。
だが完成度よりもスケールを感じさせる。

ここを通過点にできるなら、
日本ダービーの舞台に名を連ねても不思議ではない。


② コウギョク ― ベラジオオペラ級のデビュー時計

2頭目は牝馬コウギョク。

想定4番人気。

だがデータを見る限り、
もっと評価されるべき存在だ。

デビュー戦は昨年10月の京都。
中枠からスムーズに先手を奪い主導権。

緩やかなペースで逃げ、
直線でも後続を寄せ付けない。

道悪馬場を苦にせず逃げ切った勝ち時計は
1分48秒8。

この数字が意味するものは大きい。

過去10年、
2歳1800m(稍重)
10月~11月
勝ち時計1分48秒8以内
ラスト2F 22秒5以内

この条件を満たしたのは──

ベラジオオペラのみ。

あの大阪杯覇者と並ぶパフォーマンスである。

特筆すべきはラスト2F 22秒5。

逃げ馬でこの加速ラップは異常。

通常、逃げ馬は減速する。
だがこの馬は加速した。

これは瞬発力と持続力を兼備している証拠。

今回キャリア2戦目。
牡馬相手の一戦。

間違いなく試金石だ。

だがここで通用するなら、
目標は明確。

オークス。

中距離でこそ真価を発揮するタイプ。
成長余地も大きい。

水仙賞が
“牝馬の歴史的転機”になる可能性すらある。


③ スタニングレディ ― 適性外で評価を落とすな

3頭目はスタニングレディ。

想定6番人気。

前走は1勝馬ながら阪神JFへ挑戦。
だが距離が短く完全に適性外。

結果は惨敗。

しかしこれは
能力不足ではない。

適性不一致。

初勝利を挙げた新馬戦を振り返ろう。

直線で不利を受けながらも、
瞬時に立て直し、
鋭く加速して差し切り勝ち。

この時の勝ち時計とラップは

・リスグラシュー
・エンブロイダリー

と同水準。

歴代G1馬に並ぶ優秀な内容だった。

本質は中距離型。

阪神JFはマイル戦。
短すぎた。

距離延長は明確なプラス。

評価を落とす今が“買い時”とも言える。

牝馬クラシック戦線に
もう一頭、名を刻む存在になるか。

この一戦は分岐点になる。


水仙賞というレースの意味

過去10年、
派手な出世馬は多くない。

しかしそれは
“レースが弱い”のではない。

素質馬が通過点として使っていないだけだ。

今年は違う。

ダービー候補
オークス候補

明確な将来像を持つ3頭が揃った。

このレースは
ただの1勝クラスではない。

クラシックへの“入口”。

ブレットパスが世代上位を証明するのか。
コウギョクが牝馬の壁を突破するのか。
スタニングレディが真価を解放するのか。

水仙賞の歴史は静かだ。

だが今年、
その歴史が動くかもしれない。

地味なレースと言われ続けた舞台。

しかし真の名馬は、
こうした場所から生まれる。

今週土曜、
中山で未来が始まる。

その瞬間を、見逃してはならない。

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