正月競馬で降臨した“神の末脚”――グランドプラージュが示したGI級の衝撃

今後に注目すべき馬

正月競馬で現れた“神の末脚”――グランドプラージュが見せた異次元の可能性

(2) Xユーザーの競馬ブックネットSHOPさん: 「@G1TCofficial ㊗おめでとうございます📷写真をどうぞ #グランドプラージュ の #天ケ瀬特別 2026年1月4日京都9R 騎手: #川田将雅 生産者: #追分ファーム(安平)@oiwakefarm #競馬 #keiba https://t.co/yWveHSdy7b」 / X

年が明け、2026年の中央競馬がいよいよ幕を開けた。
今年最初の開催、いわゆる「お正月競馬」。
競馬ファンにとっては新年の運試しとも言える特別な開催であり、毎年どこか波乱の匂いが漂うのがこの時期だ。

実際、今年も例外ではなかった。
凍結防止剤の影響を受けたダートは例年通り癖が強く、各馬の能力差だけでは測れない、まさに“荒れる条件”が揃っていた。

単勝170倍台という超大穴馬の激走が飛び出し、100万馬券が飛び出すレースもあれば、最低人気の馬が堂々と押し切る一戦もあった。
2026年の競馬は、年明け早々から波乱の連続。
そんな混沌とした流れの中で、今年最初の京都開催において、競馬ファンの記憶に強烈に刻まれる「一つの衝撃」が走った。


土曜京都9R 天ケ瀬特別

(2) Xユーザーのあきんどさん: 「2026年1月4日(日)、京都競馬場、9R、天ケ瀬特別、1着、9番、グランドプラージュ、川田 将雅 騎手。 https://t.co/LSyb8XvaDU」 / X

圧倒的人気に応えた一頭――グランドプラージュ

舞台は土曜京都9R・天ケ瀬特別。
ここで主役として圧倒的な支持を集めていたのが、グランドプラージュだった。

単勝オッズは1.3倍。
力が違う、と言わんばかりの支持率で、ファンの視線はほぼこの馬一頭に集まっていた。
「順当に勝つだろう」
多くの人がそう考えていたはずだ。

しかし、レースはスタート直後から暗転する。

ゲートを出た瞬間、隣の馬と激しく接触。
大きな不利を受け、序盤でバランスを崩す形となった。
好位を取るどころか、リズムを作ることすら難しい展開。
さらに、その接触の影響で折り合いを欠き、道中の走りは明らかにチグハグだった。

本来なら、これだけの不利を受ければ勝ち負け以前に「能力を出し切れず終わる」ケースも珍しくない。
観衆の中にも、心配そうな視線を送る人は多かったはずだ。

だが――
この馬は、そんな常識を軽々と覆してみせる。


直線で炸裂した“神の末脚”

(2) Xユーザーのあきさん: 「京都競馬場第9レースの天ヶ瀬特別を制したのは、グランドプラージュ。強かったので、覚えておいた方がいいですね。あと、川田将雅騎手は今年初勝利。おめでとうございます https://t.co/Nm8S0iLuQt」 / X

4コーナーを回り、直線に向いた瞬間。
そこから、競馬場の空気が一変した。

グランドプラージュが、外から一気に加速。
先行勢との差をみるみる詰め、あっという間に射程圏へと捉える。
そして残り200m、完全にギアが入った。

ダート戦では滅多に見られない、まさに“異次元”の末脚。
一頭だけ次元の違う脚色で突き抜け、先行勢を一掃すると、そのまま後続を突き放してゴール板を駆け抜けた。

序盤の大きな不利。
折り合いを欠いた道中。
決して「理想的な展開」ではなかったにも関わらず、最後は力の違いを見せつける完勝。

その瞬間、スタンドは静かなざわめきとともに、確かな興奮に包まれていた。


数字が証明する“GⅠ級の末脚”

【天ケ瀬特別レース後コメント】グランドプラージュ川田将雅騎手ら | 競馬ニュース – netkeiba

このレースで記録した勝ち時計は 1分52秒4
そして、上がり3ハロンは 35秒9

この数字が、どれほど優秀なものなのか。
過去10年の京都ダート1800m戦を振り返ると、
・勝ち時計1分52秒4以内
・上がり3F 35秒9以内

この両方を同時に満たした馬は、わずか数頭しか存在しない。

その中には――
GⅠを4勝した名馬
重賞戦線で主役を張った強豪たち
が名を連ねている。

該当馬6頭中、実に4頭が重賞級以上の実績を残している事実は、この一戦が「ただの条件戦ではなかった」ことを雄弁に物語っている。

しかも忘れてはならないのが、グランドプラージュは序盤で大きな不利を受けていたという点だ。
折り合いを欠き、十分に脚を溜めたとは言い難い展開。
それでも、あの末脚を繰り出した。

これはもう、能力が抜けていると考えるほかない。


比較対象は、すでにGⅠ馬

【京都・舞鶴S】大器ダブルハートボンドが4戦無敗でオープン入り 坂井瑠星「力でねじ伏せることができました」(東スポ競馬)|dメニューニュース(NTTドコモ)

さらに興味深いデータがある。
昨年のチャンピオンズカップを制したダブルハートボンド。
彼女もまた、昨年の今頃は2勝クラスの身だった。

同じ京都、同じ距離、同じ2勝クラス。
その条件下で記録した勝ち時計を比べると、今回のグランドプラージュの方が上回っている。

もちろん、単純比較はできない。
馬場状態や展開、レース質は異なる。
だが、それを差し引いても「無視できない事実」であることは確かだ。


正月競馬で見せた“神の脚”

まだ2勝クラスを勝ち上がったばかり。
それでも、この走り、この数字、この内容。

今年の年末、GⅠの舞台にこの馬が立っていたとしても、何ら不思議ではない。
そう思わせるだけの説得力が、この一戦にはあった。

正月競馬で見せた、神がかった末脚。
荒れた馬場、厳しい展開をものともしない底知れぬポテンシャル。

グランドプラージュ――
2026年、ダート戦線を語る上で欠かせない存在になる可能性は、十分すぎるほどにある。

次走が、今から待ち遠しい。

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